Side event TICAD Ministerial.

モザンビークのマプトで開催されたTICAD閣僚会議を契機に、2017年8月24日に「アフリカ・クリーン・シティ・プラットフォーム」を紹介し、参加を呼びかけるサイドイベントが開催されました。日本の環境省、国際協力機構(JICA)、国連環境計画(UNEP)、国連人間居住計画(UN-Habitat)の共催で行われた。イベントには、閣僚会議の各国代表団、モザンビークの中央・地方政府、横浜市、日本企業、青年海外協力隊員など、100名が参加しました。

冒頭、マプト市議会議長のDavid SIMANGO氏が歓迎の辞を述べ、日本の武部新環境大臣政務官が基調講演を行い、プラットフォームの推進と多くの国の参加を呼びかけました。モザンビーク国土・環境・農村開発省(MITADER)環境局長のジョアン・シプリアーノ氏は、廃棄物管理に関するデータベースの構築などモザンビーク政府の取り組みを紹介し、マプト市参事官のシマン・ムカベレ氏は、マプト市3Rプロジェクトの概要とプラットフォーム創設の背景を説明した。JICA地球環境部環境管理グループ環境管理2チーム長の柴田和直氏からは、プラットフォームの概要と最近の進捗状況について発表がありました。

横浜市資源循環局長の河合和弘氏からは、横浜市の廃棄物管理の経験と横浜での研修準備の状況について発表がありました。国連ハビタット・モザンビーク プログラムディレクターのヨースト・モールマン氏からは、アフリカにおける固形廃棄物管理の課題についての説明があり、日本企業からは城端排水処理施設や有機廃棄物炭化技術などの技術紹介がありました。質疑応答では、モザンビークにおけるプラットフォームの重要性や、JICAによるアフリカの民間企業への支援の可能性などについて質問が出されました。最後に、JICA地球環境部長の山内邦裕氏が閉会の辞を述べ、「アフリカの廃棄物管理に関するパートナーシップを成功させるためには、アフリカ諸国のオーナーシップが鍵となる」と呼びかけ、イベントを終了しました。

 

所在地 モザンビーク・マプト「Hotel Avenida」。

共同主催者 日本環境省、JICA、UNEP、UN-Habitat